2010年05月04日
もうついていけない!
最近のデジタル機器や家電の性能ってどこまで進化するのでしょうかね。
デジカメの画素数なんていつの間にか1000万画素のものがありますが
ほんとにそんな画素数って必要なのかちょっと疑問ですね。
すっかり最新の技術から置いていかれている森田順子です。
引用元 yahooニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100504-00000022-zdn_m-mobi
画素数競争とケータイカメラの進化
つい最近まで、ケータイカメラの進歩の主役は画素数でした。
デジタルカメラがそうであったように、ケータイカメラも新製品が発表されるたびに注目されるのは画素数であり、画素数競争とも呼べる時代が続きました。これは、カタログにスペックとして強調しやすかっただけでなく、ケータイカメラの普及期(100万画素の製品が出ていた前後)には、画素数の増加が画質の向上に比例しており、各社が画素数の向上に努めたためです。
●10年で100倍超に――ケータイカメラ、画素数の進化
「VP-210」(1999年発売)のケータイカメラには、約11万画素のカメラが搭載されていました。その後、国内のケータイカメラの画素数は急激に向上します。2003年5月には100万画素のカメラを搭載した「J-SH53」「D505i」「A5401CA」が登場しました。その後は以下のように、画素数を高めたカメラを搭載した端末が発売されます。200万画素は「D505iS(2003年11月発売)」「V601SH(2003年12月)」「A5403CA(2003年12月発売)」、300万画素は「A5406CA(2004年6月発売)」、500万画素は「910SH(2006年11月発売)」、800万画素は「W63CA(2008年11月発売)」「SH-01A(2008年11月発売)」、といったペースで進化してきました。そして、最新のモデルである、2009年10月に発表された「SH003」では、ついにコンパクトデジタルカメラと変わらない1200万画素のカメラを備えています。
このように、ケータイカメラが発表されてからの10年間で、画素数は100倍以上に向上しました。この発達は携帯電話端末の各社が画素数競争と呼べる高度な技術開発を行った結果、実現できたのでした。その様子は下記の表をご覧いただければ分かりやすいと思います。これは、ケータイカメラの画素数の進化を時間軸で表したものです(モルフォ調べ)。
しかし、300万〜500万画素を超えたあたりから画素数だけでなく、他の機能を加えて画質の向上を図る必要性がでてきました。特に、ケータイカメラにとって手ブレは大きな問題になっていました。画素数が上がるにつれて手ブレの影響が目立ってくるからです。これは少し専門的な話になってしまいますが、撮影素子全体のサイズを変えずに画素数を増やすと、1画素(ピクセル)あたりの撮影素子は相対的に小さくなり、その結果として入射光のずれが見えやすくなり、手ブレが目立つようになります。また、解像度が上がると、ほんの少しのブレもしっかり記録されてしまうことも原因の1つでした。同じころ、デジタルカメラでは手ブレの影響をなくす機能がテレビコマーシャルで流れ、大きな訴求ポイントになっていました。そこで、2005年11月に発売された「N902i」からケータイカメラにも静止画の手ブレ補正が搭載されるようになります。以後、静止画の手ブレ補正機能はケータイカメラに必須の機能となり、現在に至るまで各社が搭載しています。
また、画質の向上を目指し、ケータイカメラの形状やイメージセンサーの種類も変化してきました。ケータイカメラ普及のきっかけになった「J-SH04」は、従来の携帯電話の形(ストレート型)を崩すことなくカメラが搭載されましたが、携帯電話がデジタルカメラと同様に写真の画質を追求され、カメラ機能が重視されるにつれて、携帯電話がデジタルカメラの形状をまねるようになりました。
例えば、2003年5月に発売された三菱電機製の「D505i」は“横撮りケータイ”というキャッチフレーズのとおり、端末を閉じたまま横向きにして写真が撮れます。また、2003年6月にソニー・エリクソンから発売された「SO505i」も端末を横にして撮影できるものであり、D505iよりもさらにデジタルカメラに近い形になっています。そして、現在の多くのケータイカメラで採用されている回転2軸ヒンジの端末が登場します。それがシャープ製の「V602SH」でした。折りたたみ型の使いやすさと、ケータイカメラとしての使いやすさを両立した回転2軸端末の登場で、形状の追求は一段落することになります。
また、ケータイカメラのイメージセンサーは比較的安価で小型、低消費電力であるCMOSが圧倒的に多く搭載されています。しかし、CMOSはCCDに比べてノイズが出やすく、被写体が歪みやすいなどの問題があるため、最近ではシャープがより美しい写真が撮れることを強調するために、コンパクトデジタルカメラで多く採用されているCCDを採用した端末を発表し、CCD搭載の流れも出てきています。
このように、ひたすら画素数を訴求することが主流であったケータイカメラですが、最近ではそれも一段落し、より簡単にきれいな写真を撮影できるような付加機能をつける傾向にあります。その話は次回で触れたいと思います。
デジカメの画素数なんていつの間にか1000万画素のものがありますが
ほんとにそんな画素数って必要なのかちょっと疑問ですね。
すっかり最新の技術から置いていかれている森田順子です。
引用元 yahooニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100504-00000022-zdn_m-mobi
画素数競争とケータイカメラの進化
つい最近まで、ケータイカメラの進歩の主役は画素数でした。
デジタルカメラがそうであったように、ケータイカメラも新製品が発表されるたびに注目されるのは画素数であり、画素数競争とも呼べる時代が続きました。これは、カタログにスペックとして強調しやすかっただけでなく、ケータイカメラの普及期(100万画素の製品が出ていた前後)には、画素数の増加が画質の向上に比例しており、各社が画素数の向上に努めたためです。
●10年で100倍超に――ケータイカメラ、画素数の進化
「VP-210」(1999年発売)のケータイカメラには、約11万画素のカメラが搭載されていました。その後、国内のケータイカメラの画素数は急激に向上します。2003年5月には100万画素のカメラを搭載した「J-SH53」「D505i」「A5401CA」が登場しました。その後は以下のように、画素数を高めたカメラを搭載した端末が発売されます。200万画素は「D505iS(2003年11月発売)」「V601SH(2003年12月)」「A5403CA(2003年12月発売)」、300万画素は「A5406CA(2004年6月発売)」、500万画素は「910SH(2006年11月発売)」、800万画素は「W63CA(2008年11月発売)」「SH-01A(2008年11月発売)」、といったペースで進化してきました。そして、最新のモデルである、2009年10月に発表された「SH003」では、ついにコンパクトデジタルカメラと変わらない1200万画素のカメラを備えています。
このように、ケータイカメラが発表されてからの10年間で、画素数は100倍以上に向上しました。この発達は携帯電話端末の各社が画素数競争と呼べる高度な技術開発を行った結果、実現できたのでした。その様子は下記の表をご覧いただければ分かりやすいと思います。これは、ケータイカメラの画素数の進化を時間軸で表したものです(モルフォ調べ)。
しかし、300万〜500万画素を超えたあたりから画素数だけでなく、他の機能を加えて画質の向上を図る必要性がでてきました。特に、ケータイカメラにとって手ブレは大きな問題になっていました。画素数が上がるにつれて手ブレの影響が目立ってくるからです。これは少し専門的な話になってしまいますが、撮影素子全体のサイズを変えずに画素数を増やすと、1画素(ピクセル)あたりの撮影素子は相対的に小さくなり、その結果として入射光のずれが見えやすくなり、手ブレが目立つようになります。また、解像度が上がると、ほんの少しのブレもしっかり記録されてしまうことも原因の1つでした。同じころ、デジタルカメラでは手ブレの影響をなくす機能がテレビコマーシャルで流れ、大きな訴求ポイントになっていました。そこで、2005年11月に発売された「N902i」からケータイカメラにも静止画の手ブレ補正が搭載されるようになります。以後、静止画の手ブレ補正機能はケータイカメラに必須の機能となり、現在に至るまで各社が搭載しています。
また、画質の向上を目指し、ケータイカメラの形状やイメージセンサーの種類も変化してきました。ケータイカメラ普及のきっかけになった「J-SH04」は、従来の携帯電話の形(ストレート型)を崩すことなくカメラが搭載されましたが、携帯電話がデジタルカメラと同様に写真の画質を追求され、カメラ機能が重視されるにつれて、携帯電話がデジタルカメラの形状をまねるようになりました。
例えば、2003年5月に発売された三菱電機製の「D505i」は“横撮りケータイ”というキャッチフレーズのとおり、端末を閉じたまま横向きにして写真が撮れます。また、2003年6月にソニー・エリクソンから発売された「SO505i」も端末を横にして撮影できるものであり、D505iよりもさらにデジタルカメラに近い形になっています。そして、現在の多くのケータイカメラで採用されている回転2軸ヒンジの端末が登場します。それがシャープ製の「V602SH」でした。折りたたみ型の使いやすさと、ケータイカメラとしての使いやすさを両立した回転2軸端末の登場で、形状の追求は一段落することになります。
また、ケータイカメラのイメージセンサーは比較的安価で小型、低消費電力であるCMOSが圧倒的に多く搭載されています。しかし、CMOSはCCDに比べてノイズが出やすく、被写体が歪みやすいなどの問題があるため、最近ではシャープがより美しい写真が撮れることを強調するために、コンパクトデジタルカメラで多く採用されているCCDを採用した端末を発表し、CCD搭載の流れも出てきています。
このように、ひたすら画素数を訴求することが主流であったケータイカメラですが、最近ではそれも一段落し、より簡単にきれいな写真を撮影できるような付加機能をつける傾向にあります。その話は次回で触れたいと思います。
Posted by ipan0328 at 23:33│Comments(0)